【実際レビュー】低速ジューサーはキッチンの飾りになるだけ?は本当か?【コールドプレス】

海外生活・雑記

今回は北米でも日本でも人気のコールドプレスジューサー
(低速ジューサーや、スロージューサーとも呼ばれる)ですが、購入を検討していた時、
よく聞いたのが、「買って使うのは最初だけ、今はキッチンの飾りと化している」
と言った声でした。今回、スロージューサーを買って約1ヶ月が経ちましたので、
私の使用状況とオススメのレシピをシェアさせて頂きます。

スロージューサー で作ったコールドプレスジュースってどう違うの?

コールドプレスジュース

ジューサーと聞くと、一般的なミキサーを想像しますが、スロージューサーはミキサーのように投入した果物や野菜を水や牛乳などの水分を加えて攪拌するのではなく、素材をゆっくりと圧搾することで素材本来がもつ水分や栄養素だけを取り出すことできます。また一般的なミキサーでは高速で刃が回転し攪拌することで、熱が発生し酵素なども破壊されてしまいますが、スロージューサーの場合は低速で搾り出していくので、その心配もありません。ただミキサーでは素材の食物繊維などもそのままジュースにしますが、スロージューサーでは食物繊維は搾かすとして取り除かれます。そのため、飲みご心地はとっても滑らかで、素材の繊維質などが口に残るようなことはありません。

購入したジューサー:Omega COLD PRESS 365

低速ジューサー

私はカナダ・バンクーバーに住んでいるため、日本のメーカーではなかなか見つけることが難しく、
今回はコストコのオンラインストアで発見したスロージューサーを購入することにしました。
コストコの店舗では売っておらず、たまたまオンラインストアをみていた時に発見しました!

今回はオンラインストア限定の20ドルオフクーポンがあったので、
それも利用して$134.15(カナダドル)で購入しました。日本円だと1万2000円程度かと思います。

ジューサーの大きさと部品の数は?

低速ジューサー

まず全てを組み立てたときのジューサーの大きさは写真の通りです。
本体(黒い部分)は横23cm x 縦15cm x 高さ22cmほどです。
これを大きいととるか、許容範囲だととるかはご自身の判断によるとことろが多いかと思いますが、
私自身はもっと大きなイメージがあったので、意外とコンパクトに感じました。
また本体部分と、透明のプラスチックの筒状の部分は取り外しが可能で、
使用しないときは別々に保管できるので、そこまでかさばることはありませんでした。

低速ジューサー部品

そして、プラスチックの筒状の部分は写真のように
8つの部品+フィルター洗浄用ブラシから構成されています。
組み立てが面倒くさそうですが、意外とシンプルで一回組み立てればその後は、
迷うことなく簡単に組み立て可能です。

低速ジューサーフィルター

そして長期的に使用していると詰まりや汚れが目立つフィルターの取り替え用も1つ付いてきました。これがあることで万が一、1つめのフィルターに問題が出ても
本体を丸ごと買い換える必要を避けることができますね!

それではさっそくオススメジュースの材料を!

コールドプレスジュース材料

材料はいたってシンプル、どこの国でも絶対に手に入りそうな定番野菜と果物たちです。
用意していただくのはにんじん1本
(ここでは北米で主流の細長いニンジンですが、日本で売っている太いニンジンでも全く問題ありません)
レモン1個、りんご1個です。

材料(一人前:コップ約1杯)

にんじん1本(小さめがベストです)
レモン1個(酸味が苦手な方は調節してください)
りんご1個(小さめがベストです)

にんじんとりんごは皮ごとジューサーに入れるので、表面をよく洗います。
とくにりんごはワックスがたっぷりと塗ってあることが多いので、入念に洗った方が良さそうです。
高いですがオーガニックなどのリンゴやにんじんを使うと、
さらに安心で美味しくいただけるかも知れません。
しかし私はいつもコストコで購入したオーガニックではない通常の野菜や果物を使用しています。
(ただよく洗います)

洗ったあとは野菜をジューサーの投入口に入る大きさに切っていきます。
オススメの切り方は長細くきることです!
投入口は基本、大きくないので細長く切ることでつっかえることなく、
スムーズに流れていってくれます。

にんじんのヘタと、りんごの芯や種は取り除きます
またレモンは薄皮だけを残し、外の厚皮は剥いておきます。
種もジューサーを傷つける原因となりますので、取り除きます。

それではいよいよジューサーに投入していきます!

まずは、にんじんから投入!

最初ににんじんを投入していきます。
硬くて圧搾するのが大変そうなにんじんですが、意外とスムーズに流れていきます。
みていてめちゃくちゃく気持ちがいいです!笑

写真のように、投入するとまずドリルによって、潰され、野菜や果物の水分が搾られます、
その後、フィルターを通ってジュースが手前から出てきます。
そして絞り切って残った繊維質などの搾りかすが一番右端から出てきます。
搾りかすの活用法については後述します。

写真のように手前に濾されたジュース、その先に繊維質などの搾りかすが出てきます。

お次はレモンを投入します!

にんじんの次は必ずレモンを先に投入してください。
にんじんにはアスコルキナーゼという酵素が含まれていて、
これがビタミンCを破壊する働きがあります。
そのため、にんじんのあとにすぐにりんごを加えてしまうと
せっかくのりんごのビタミンCを破壊してしまいます。(勿体なさすぎる!!)
そこでレモンを間に挟むことで、にんじんのジュースを酸性にし、
ビタミンC破壊酵素が働かないようにします。
そうれば次に投入するりんごのビタミンCを破壊することなく頂けるようです!
私はこれを知らずに少しの間、レモンを一番最後に投入していました。泣

りんごのビタミンCを破壊しないために、
にんじんの次は必ずレモンを入れて、ジュースを一旦酸性にする!

最後にりんごと投入します

ここまでくればほぼ完成!りんごは比較的柔らかいのでとっても楽に圧搾されていきます。
またリンゴの皮にはたくさんの栄養がありますので、
必ずりんごは皮を剥かずにそのまま投入してください。

健康&若返りジュースの完成です!

めちゃくちゃ健康そうな色をしています!
にんじんの色味がかなり強いです。これでだいたいコップ1杯くらいの量となります。

それでは実際に飲んでみましょう!!
コールドプレスジュースは、生きた酵素を飲むことができるのが売りなので、
完成したらすぐに飲むのがベストです。ちなみににんじんの色素が強いので、
飲んだ後は軽くうがいをして歯に色素が沈着しないように私はしています。

飲むタイミングと効果は?

飲むタイミングは?

飲むタイミングですが、起床後できる限りすぐに飲むのがベストです。
起きたての乾燥した身体に野菜や果物の酵素が全身に流れていくようなイメージです。
朝食などを取る場合は、このジュースを先に飲んでから食べると、
食べ過ぎなども防止などにもなりさらに効果的です。そして1日1杯が基本です。

効果は?

まず、にんじんにはβカロチンとビタミンCが豊富に含まれていて、強い抗酸化作用があります。
それに加えりんごにもポリフェノールという抗酸化作用が強い栄養素が含まれていて、
これらの栄養素によって、老化などの原因といわれる身体の「酸化」を防ぐことができます。
またポリフェノールにはたくさんの種類が存在していて、免疫力を高めるエピカテキン、
美白効果やアレルギー改善が期待できるプロシアニジン、
高血圧予防、視力の改善にいいアントシアニン、
そしてプロシアニジンは体内への脂肪蓄積を強く抑制する働きなどあり、
それらの全てのポリフェノールをりんごは含んでいます。
これはかなり珍しく、やはりりんごとにんじんのタッグは最強なようです。

個人的には、このジュースを飲むようになって、今で2週間ほど、
特に違いを感じるのはお通じが普段よりさらによくなったことです。
今後も飲み続けて良い変化があればお知らせしたいと思います。

繊維質などのジュースの搾かすの活用法

スロージューサーを使うとどうじても発生するのが、
この水分を搾り取られたあとの果物や野菜の搾かすです。
もちろん食物繊維がたっぷりの部分なので、ものすごくもったいない気がします。
私は面倒くさがりの性格のため、この搾かすはコンポストへ直行なのですが、
日本ではこの搾かすを活用してキーマカレーなどを作られる方もいらっしゃるようです。
ネットで、「スロージューサー搾かす レシピ」などで検索するとたくさん出てきますので、
気になる方はぜひ!

私はコンポストへ入れていますが、比較的すぐに堆肥になり庭や家庭菜園、植物栽培などに活用できます!これでちょっとはもったいない気持ちを和らげています。笑

一番気になるのが後片付け。面倒?それとも簡単?

私は後片付けはそこまで苦には感じませんでした。
使った後にすぐに洗えば洗剤も特にいらず、水でさーっと手洗いすれば汚れはすぐに落ちます。
分解するのもほんの10秒もかからずできますし、
洗った後は、写真のようにキッチンの網棚で翌朝の出番まで自然乾燥させています。
ただお仕事が朝早い方など、朝が忙しい方には少し厳しいかな?とも感じました。

厄介なのはフィルター掃除

ジュースを作ったあとフィルターはこのような状態になります。
これが意外と厄介で水で流しただけでは、詰まった野菜や果物のカスは取り除くことができません。
そこで付属品のブラシを使って洗っていきます。

これも同じく水洗いでOKですが、ブラシを使っての洗浄はだいたい30秒ほどかかります。
でもブラシを使えばある程度すぐに詰まりは解消されていきます。
ただどうしてもブラシの届かない隅などに目にほぼ見えないレベルですが、
汚れがたまっていきそうな印象もありました。

まとめ

スロージューサー自体には、もっとめんどくさいイメージがあったのですが、
実際使ってみてると思っていたほどではなかったです。
ただ、朝が忙しい方や、果物や野菜を毎日用意しておくのが難しい方には、
毎日続けるのか少し厳しいそうだなという印象を受けました。
ジューサーのお手入れや、果物や野菜の下準備も慣れてしまえば問題はないですし、
日々のルーティーンに組み込んでしまえば意外と続けることができるかもしれません。
ジューサーの質によってもお手入れの手軽さや、味なども変わってくるようなので、
ネットでたくさんのレビューをチェックするのが必須だとも感じました。

すでにスロージューサーをお持ちの方は、もしよければ明日の朝から是非お試しくださいね!

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コメント

  1. ひろ より:

    こんにちは。この前のyoutubeでのジューサー、その後とか、使用感とか、気になっていたので、こちらのブログでとても詳しく紹介されていて驚きました!何年も前から欲し
    人参とリンゴのジュース最強ですね。
    何年も前から欲しいとは思っているものの
    面倒くさがりなので、買っても続くかなと思っています。
    あと、風邪予防のオレガノオイルも気になります。
    動画では一瞬の紹介だったりするので。ゆっくり静止画が見れるのはいいですね。

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